鉄分不足で起こる鉄欠乏性貧血。
この貧血が疑われる場合には、実際に体内で鉄が不足しているか否かを調べます。
その指標となるのがフェリチンです。
ここでは、体内の鉄分をはアイクするために重要なフェリチンについてご紹介いたします・
フェリチンとは?
フェリチンは、肝臓や脾臓などに存在するたんぱく質です。
鉄を含有することができるので、体内で鉄を貯蔵する役割を果てしています。
いわば鉄分の貯金箱。
鉄分が不足してもすぐに貧血にならないのは、フェリチンが鉄分を貯蔵してくれているおかげなのです。
鉄分不足の進み方
血液中の鉄が不足すると、貯金箱であるフェリチンから鉄をきりくずします。
そのため、体内の鉄濃度は、体内の鉄分不足がかなり進行するまで、正常を維持し、かんたんには貧血になりません。
逆に言えば、貧血と診断された場合は、体内の鉄分不足はかなり進行している状態なのです。
鉄分不足の改善が大切
鉄欠乏性貧血の人が鉄剤を服用すると、貧血は数週間で回復するそうです。
しかし、この状態で鉄分補給をやめてしまうと、すぐに元の状態へと戻ってしまいます。
それは、体内の鉄分不足が改善していないからです。
つまり、血液中の鉄やヘモグロビン濃度が正常に戻っても、フェリチンの濃度は低いままという事になります。
フェリチン測定で推測できる鉄分量
鉄欠乏性貧血の治療では、長期にわたって鉄剤を服用する必要がありますが、その際に、体内の貯蔵鉄の指標として用いられるのが、血液中のフェリチン濃度。
体内にあるフェリチンのごく一部が血液中に溶け出すため、その量を測定することで、組織に貯蔵されている鉄の量を推測できるのです。
さいごに
貧血を改善するために、、また予防するために、どのような生活を送るべきなのでしょう?
それは、日々の食事において、鉄分補給を心がけることが一番。
毎日の積み重ねが大きな成果を生むことにつながるはずです。
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