いつもイキイキしてて、若々しい人。
元気がなくて、なんか老けて見える人。
この違いは何でしょうか?
「何かヤル気が出ないなぁ…」
と感じる時は、うまくエネルギーが生み出されていないのかもしれません。
私たちが日常的に行うすべての動作に必要なエネルギー。
ここでは、エネルギーを効率よく生み出す方法、
つまり、私たちが、元気で若々しくいるための秘訣をご紹介します。
そもそもエネルギーとは?
エネルギーってそもそも何でしょう?
根本的なことではありながら、この答えをすぐに答えられる人は少ないかと思います。
しかし、
「エネルギーの元は何ですか?」
と聞かれると、多くの人は「食べ物」と答えられると思います。
栄養失調になると、元気がなくなって老けてしまう。
このことは容易に想像できます。
栄養士失調は、
「糖質過多・たんぱく質不足・ビタミン不足・ミネラル不足」
によって引き起こされると考えられています。
なぜなら、このエネルギー代謝が効率よく行われなくなるからです。
エネルギー代謝とは、食べものがエネルギーになる仕組みのこと。
では食べ物が何に変わるのでしょう?
それは「ATP」という物質です。
ATPは、全ての生物が共通して利用するエネルギー物質。
つまり、効率よくエネルギーを生み出す方法とは、
いかに効率よくATPを生み出すかということになります。
▼ATPについて
活力源はミトコンドリアにあり!!
ATPを作り出すメインのシステムは、ミトコンドリアという細胞小器官内で行われる「クエン酸サイクル(TCA回路)」と「電子伝達系」です。
ですから、ミトコンドリアはエネルギーの発生器官とも言うことができます。
ミトコンドリアが元気かどうかで、体が発するエネルギーの量が変わります。
つまり、ミトコンドリアは人のバイタリティーそのものです。
ミトコンドリアの質
ミトコンドリアは、年を重ねるとその量が減ってくるし、質も落ちていきます。
ミトコンドリアはエネルギーの発生器官ですから、古くてメンテが行き届いていない車のエンジンが、たくさんの排気ガスをまき散らす光景を想像してみるといいかもしれません。
体が必要としてくるエネルギーが足りなくなってくると、呼吸や体温維持など、直接生命に関わるほうに優先的に使われ、新陳代謝は後回しにされます。
新陳代謝が遅くなるということは、それが老化につながります。
つまり、ミトコンドリアを元気にするということが、元気で若々しく、美しく健康でいるために秘訣なのです。
ミトコンドリアを元気にする方法
ではどうすれば、ミトコンドリアを元気にすることができるのでしょうか?
ミトコンドリアは、現状に満足すると数を増やさず、質も落ちると言われています。
ですから、「エネルギーが足りない!」とミトコンドリアに警告する必要があります。
危機を察知したミトコンドリアは、あわてて数を増やし、質の悪いものを処分して元気になろうと努力を始めるそうです。
では具体的に、ミトコンドリアを増やす方法をご紹介します。
具体的な方法4つ
①軽く息が上がるくらいの有酸素運動をする
空腹時のほうが効果的。有酸素運動の効果は3日後にはなくなるので少なくとも週に3回程度は必要です。②体を冷やす
入浴後の冷水シャワーやサウナのあとの水風呂などで体を冷やすこと。ただし女性は必ず最後には温めるようにしてください。③姿勢を正す
ミトコンドリアが弱ると背中が曲がります。逆に正しい姿勢はミトコンドリアを鍛えてくれます。④ミトコンドリアを殺傷するものを避ける
喫煙、頭痛薬(アスピリン)、抗生物質、過剰細胞内カルシウム(マグネシウム不足)などに注意しましょう。
鉄分は必須
そして、ミトコンドリアのエネルギー代謝にもっとも重要な「酸素」を十分に送り届けるための「鉄分」。
さらに鉄分は、ATPのエネルギー代謝においても必須です。
鉄分不足を解消するということは、貧血などの改善だけではなく、生きる(エネルギーを生み出す)という根本的な部分においても、とても重要な事です。
参考書籍
- 「女性の9割が鉄マグ欠乏症」後藤日出夫著 健康ジャーナル社
- 「うつ・パニックは「鉄」不足が原因だった」藤川徳美著 光文社新書
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