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貧血の治し方まるわかり | 貧血サポートラボ

貧血や冷え性の人がダイエットで絶対にやってはいけない2つの事

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女性に多い症状の代名詞でもある「貧血」と「冷え性」。これらの原因には「ダイエット」という共通点があります。本来は痩せる事が目的なのに、逆に太りやい体になってしまっているかもしれません。

美しくありたいと思うのはごく当たり前の願望。これまでに何らかのダイエットを経験したことがある人は多いと思います。

  • 野菜やフルーツ中心の食事
  • 結果を早くだそうと「食べない」を選択する

これら2つの事は、貧血や冷え性になるリスクがあるのは当然です。

しかし、そんなリスクをかかえながら行っているダイエットは、逆に脂肪がつきやすい体質へと変わり、やせて見えるけど肥満体質な「隠れ肥満」や、将来的に太りやすい「中年太り予備群」になってしまっているかもしれません。

ここでは、その理由と対策方法をご紹介しています。まずは貧血と冷え性の共通の原因である「月経」ついて見ていきましょう。

月経が招く貧血と冷え性

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月経のたびに、妊娠の準備が終わった子宮の内膜がはがれ落ち、血液といっしょに排出されます。この出血の際に、血液中の鉄分も同時に失われ、貧血になりやすくなります。

本来、月経による貧血は一時的なものなので、次の月経までに回復しているはずですが、食事で吸収される鉄分が不足することで、失われた鉄分は回復することなく失われ続け、貧血への道を歩んでしまいます。

また、貧血の状態では、代謝機能も大きく低下しています、血液も薄くなり、赤血球によって運ばれる酸素の量も少なくなりますので、熱エネルギーがつくられにくく、体が冷えやすくなるのです。

さらに、月経によってホルモンバランスがくずれても、自律神経に影響して体温調節がうまくできなくなることで、さらにカラダが冷えやすい。

このように、貧血・冷え性といった女性に多い症状には、月経によって血液が失われることで起こる場合があるという共通点があります。

月経の仕組み

月経は脳からの指令で起こります。その指令を伝えるのはホルモンです。月経は、脳と卵巣と子宮の連携によって、そのシステムを作動させています。そのシステムは、ストレスや環境の変化などの影響を受けます。また、ホルモンバランスが乱れても影響を受けます。

月経のシステム

  1. 「GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)」というホルモンが、脳の視床下部からの指令を、下垂体というところへ伝えます。
  2. 下垂体から分泌されたホルモンが、卵巣に女性ホルモンをだすように指令を伝えます。
  3. 女性ホルモンによって子宮内膜が徐々に厚くなり受精卵が着床する準備をします。
  4. 妊娠したときは、受精卵がうまく育つように環境を整え、妊娠しなかったときは、子宮内膜がはがれ、血液と一緒に排出されます。

月経から始まる悪循環

貧血だから冷え性になるとは限りませんが、貧血と冷え性には深い関係があるとされています。

▼貧血と冷え性の共通点

血液の循環が悪くなると体温は下がっていきます。それがもっともあらわれるところは、手足と下腹部です。

手足にかんしては、よく動かすところなので、筋肉の収縮などにともなって物理的に血液の循環が促されます。しかし下腹部は、運動量が少ないため、一度冷えてしまうと血のめぐりが悪くなります。

女性の下腹部には子宮や卵巣などがあって構造が複雑なので、より血液が停滞しやすいです。この血液の滞りがさらにカラダを冷やしてしまいます。

おなかに脂肪がつく原因

おなかの中の温度は基本的には37度くらいに保たれていないと、さまざまな代謝機能が低下してしまいます。

人間のカラダはよくできていて、冷たい飲み物や、熱い飲み物がはいってきても、短い時間で体温と同じくらいの温度になるように調節しています。

例えば冷たい飲み物を飲んだ時に、冷めたおなかを元の温度に戻そうと、体は急いで内臓(とくに胃のまわり)の血液の循環をよくするように働きます。この働きのおかげでおなかの温度は冷えた状態から中和され、適切な温度に回復します。

血液の循環がよくなると、そこに運ばれる栄養分も多くなるため、胃のまわりには脂肪が集まり蓄積してしまいます。

本来ならほかの部分に供給されないといけない栄養素がおなかのまわりだけで循環するようになってしまうのです。この悪循環が、お腹のまわりには脂肪がつきやすい原因です。

つまり体型を維持するためには、おなかを冷やさないことも大切な要素なのです。

カラダを冷やさない食べ物

食べ物には、カラダを冷やすものと、温めるもの、そのどちらでもないものとがあります。この分類は文献によって違いがあり諸説があります。あくまでも一つの目安として考えていただければ幸いです。

カラダを冷やす食べ物

野菜 トマト きゅうり なす レタス セロリ 白菜 れんこん ごぼう アスパラガス たけのこ アロエ もやし 大根 チンゲン菜
果物 すいか 梨 みかん バナナ 柿 いちご メロン マンゴー キウイ パパイア
豆・穀類 えだまめ とうふ 大麦 小麦
肉類 馬肉 かも肉
魚介類 かに くらげ あわび あさり しじみ カキ
海藻類 のり ひじき こんぶ
調味料 白砂糖 食塩 はちみつ
飲み物 牛乳 ジュース 緑茶 ビール コーヒー

カラダを温める食べ物

野菜 にんじん ねぎ にら かぼちゃ にんにく らっきょう 玉ねぎ しょうが しそ とうがらし ピーマン
果物 りんご もも さくらんぼ 梅 ドライフルーツ(レーズンなど)
種実・穀類・豆 くり ごま くるみ 黒豆 小豆 玄米
肉類 牛肉 鶏肉 羊肉
魚介類 さんま あじ いわし かつお 鮭 えび なまこ うなぎ
調味料 さんしょう しょうが シナモン 日本酒 酢 チーズ みそ しょうゆ 塩
飲み物 紅茶 ウーロン茶

カラダを冷やさない工夫

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カラダを冷やす食べ物である生野菜も、調理の仕方などを工夫することで、体を冷やさないようにすることができます。

レタス

ドレッシングにしょうがやニンニクなどが含まれていれば体を温める効果があります。また、鉄を増やす効果のあるしその葉も加えたらOKです。

トマト・なす

トマトピューレなど、トマトに火を通してあげれば、カラダを冷やさない食品に変化します。なすは、油いためやみそ汁がおすすめです。油やみそはカラダを温めてくれます。

ごぼう・もやし

ごぼうやもやしは、カラダを冷やす食べ物ですが、熱を加えれば温める食べ物へと近づきます。きんぴらや炒め物、さっとゆでたりすれば良いです。カラダを冷やす全ての野菜は、熱を加えることで、その作用を弱めることができます。

大根

生ではカラダを冷やす大根も、煮ることで温める食べ物へと近づきます。また、切干大根やたくあんなどの漬物はカラダを温める食べ物です。「干す」「塩漬けにする」などは、野菜を変身させる効果があります。

おススメの甘いもの

ケーキやチョコレート、アイスクリームなどにはたくさんの砂糖が使われています。これは、ケーキ作りのレシピなどを見ても明らかです。そして、洋菓子には和菓子以上に驚くほどたくさんの砂糖が使われています。

砂糖はカラダを冷やすものの代表。冷え性の人にはあまり適していません。どうしても甘いものが食べたいときは、「さつまいも」が良いようです。

さつまいもが優れた食べ物であることは、18世紀の中国の薬学書「本草綱目拾遺」にも以下のように説かれています。

(さつまいもは)脾・胃を補い、血行をよくして、胃をあたため、五臓を肥やす……

引用:「新版 冷え性・貧血・低血圧」目黒西口クリニック院長 南雲久美子監修 主婦の友社

つまり、胃をはじめとする消化器を丈夫にして、体に元気をつけ、血行を促進することから、冷え性や貧血にも効果的といえるわけです。同じような効果があるたべものとしては、くりやかぼちゃがあります。

無理なダイエットの悪循環

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貧血の原因でもっとも多いのは鉄分不足。ダイエットによる栄養の偏りで鉄分が補給できず、貧血を招いてしまいます。さらに、体のバランスをくずし、冷えが入り込む原因となってしまいます。

ダイエットの結果を早く求めるがあまりに「食べない」という方法をとってしまうと、確実に栄養不足を招きます。燃やすエネルギーの不足が続くと、体の方はだんだんと燃やさないことに慣れていきます。脂肪が燃えないわけですから、当然のことながら体は冷えていってしまいます。

無理なダイエットは逆に太りやすくなる?

このように、食べない事によって、一時的に見た目では補足なったかもしれませんが、脂肪が燃えにくいカラダになってしまいます。

その結果、見た目はやせているのに体脂肪率は高い「隠れ肥満」になりがちです。リバウンドによってダイエット以前よりも太ってしまったというのも、この体質が影響しているとも考えられます。

隠れ肥満は中年太りを招く

山口県立大学栄養学科の調査によると、BMI(肥満指数)は標準なのに体脂肪率が高いとされた女子学生は約21%に上るとされたそうです。さらに隠れ肥満に人には、朝食を抜いたり食事が不規則といった傾向があったそうです。食事をしないダイエットは、今はやせて見えていても、脂肪が燃えにくいため将来的に肥満になってしまう可能性が高いとされています。

本質的なダイエットは脂肪が燃えやすくする事

本質的にやせたいのなら、脂肪が燃えやすいカラダをつくることを考えるべきです。そのために、エネルギーのもとになる食事はきちんと食べて筋肉を動かすことです。特に、筋肉の70%は下半身に集中していますので、ウォーキングやストレッチなどが効果的です。

まとめ

月経によって血液が失われることは、以下の理由で貧血と冷え性を招きやすくなります。

  • 月経では、定期的な出血による鉄の損失のため貧血をおこしやすい。
  • 貧血の状態では、熱エネルギーがつくられにくくカラダが冷えやすい。
  • さらに、ホルモンバランスがくずれ自律神経に影響しさらにカラダが冷えやすい。

カラダを冷やす食べ物は、お腹のまわりに脂肪がつきやすくなる原因です。体型を維持するためには、おなかを冷やさないよう、体を冷やさない食べ物をに気をつけることも、健康面、美容面の両方から大切な事です。

そして、貧血と冷え性の原因でもう一つ共通しているものであるダイエット。「食べない」というダイエット方法は逆に脂肪が燃えにくい体質をつくってしまいます。

つまり、貧血や冷え性の人がやってはいけないダイエットとは、

  1. カラダを冷やすもの中心の食事
  2. 結果を早くだそうと「食べない」を選択すること

貧血や冷え性をケアしながら本質的にやせたいのなら、カラダを冷やす食べ物を避け、脂肪が燃えやすいカラダをつくることが大切です。

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