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ほうっておくと怖い! かくれ貧血が招くこと。

「かくれ貧血」って言葉をご存知ですか?

別の呼び方で「潜在性鉄欠乏貧血」といいます。

ここでは、かくれ貧血とはどのような状態なのか、

何が怖いのかを具体的にご紹介いたします。

かくれ貧血とは?

貧血かどうかは、血液検査をすれば分かります。

多くの場合は鉄分不足によっておこる鉄欠乏性貧血で、原因がはっきりしているため対処しやすいといわれています。

しかし問題なのは、鉄分が不足していても血液検査でわからない場合です。

これを「かくれ貧血」といいます。

つまり、血液検査で、赤血球やヘモグロビンに異常がないものの、体内の鉄分が不足している状態のこと。

鉄欠乏性貧血の予備群を「かくれ貧血」といいます。

かくれ貧血の症状

かくれ貧血の症状とは、鉄分不足の症状。

鉄分が不足することで起こる症状はさまざまですが、

代表的なものをご紹介します。

女性のほとんどは鉄分不足!?

鉄分不足といえば貧血のイメージが強いですが、貧血と診断されたことがないから鉄分が足りているというわけではありません。

体内の鉄分は、貯蔵鉄というストックがあるため、急にはなくなりません。

この貯蔵鉄が底をついてはじめて、貧血と診断されますので、そうなった時にはすでに、体内の鉄分は空っぽの状態なのです。

そのため、体内の鉄分が減り続けていないが重要になってきます。

鉄分不足か否かは、血液中のフェリチンという数値を調べればわかります。

「私は鉄分不足ではない!」そう思っている方は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。鉄分への価値観が変わるかもしれません。

かくれ貧血の恐怖

血液検査で、ヘモグロビンや赤血球、つまり血の赤さや濃さを調べることは一般的です。

しかし、どれくらい予備の鉄が含まれるか調べられることはまれです。

肩が凝ったり、めまいがしたり、頭が重たいときはどう思いますか?

「疲れているからだろう」

「運動不足だからだろう」

自分で何かしらの結論を見つけてしまいがちです。

これらは、ありふれた症状ですから、この段階で貧血を疑う人はまれです。

肩が凝ったら自分で湿布を貼ったり、頭痛がひどければ、市販の頭痛薬を飲んだ…

少し休んでやりすごそうと思う人が多いかと思います。

しかし、これが「かくれ貧血」の怖いところで、悪循環のはじまりなんです。

原因不明のまま病院をさまよう

めまいや頭痛がひどく、いっこうに治らなかったら?

内科を受診するのではないでしょうか。

血圧を測ったり、血液検査をしたりした結果、「異常なし」と言われた経験がありませんか?

そうなってしまうと、

「女性ホルモンの乱れかも?」

「精神的なものかも?」

などと診断され、いろんな病院をさまようハメになってしまいます。

そして、いろんな薬をもらいます。

しかし、原因が貧血だった場合、いくらそのような薬を飲んでも治りません。

つまり、かくれ貧血の怖さは、原因が鉄分不足なのにかかわらず、的外れな治療を続けてしまうことです。

いくら続けてもよくならないので、どんどん精神的に追い込まれてしまうことです。

貧血の検査に関する記事はこちら

さいごに

鉄分不足を予防するうえで大切なことは、まず「把握」です。

鉄分不足の度合いを正確に把握することこそ、かくれ貧血予防の第一歩だといえます。

ヘモグロビンの数値が基準値より低く「貧血」と診断されたときは、もうすでに鉄分不足の最終段階です。

はやめの対策をこころがけましょう♪

参考文献

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